●原油価格の低下と需要減で,OPECは早急な行動はとらないだろう
Abraham Energy Report と言うのは,月刊のニュースレターで,世界のエネルギーマーケットの動向を,ユニークでかつタイムリーな観察内容で好評を得ている。Abraham と言うのは,former U.S. Energy Secretary Spencer Abraham のことで,現在は, chairman and CEO of The Abraham Group LLC in Washington, D.C. として,活動している。
本日発表されたこの報告書であるが,月曜日にバレル80ドルまで下げた原油価格について論じている。原因は,経済悪化と需要減から来ている。しかし今回は,OPECは,共同歩調での直接行動はとらないだろう,というのがその報告の趣旨である。米国の先週の統計では,原油需要が更に下方修正され,7月の実績は過去11年で最低レベルとなっている。
日本の8月の需要実績も,前年9%減であり,ガソリンに至っては14%減となっている。英国でも同じで,7月統計では,4%減,ガソリンは10%減である。世界の2008年の伸びは,おそらく,0.5~0.6 mmbd まで縮小するだろう。これはこの10年で最低の伸びになるはずである。
原油価格の幅については,報告書は,90ドルから115ドルの範囲内で,ここ数ヶ月は動くはずだと行っている。多くの関係者が,この原油価格の動きに関して,注意深くOPECの動きを見守っている。報告書も,注意深いアプローチを促している。報告書は,OPECがすぐに共同歩調で動くことはないと判断している。
それはまず,OPEC諸国の担当大臣達の動きが極めて静かであることと,ラマダンの月で動きがたい点がある。特にサウジアラビアは,原油需要の長期的な落ちを非常に気にしている。これは他のOPEC諸国の意向もそれに近いと思われる。彼等は,当面の問題を解決するよりは,長期的な原油の需要に重きを置いているものと思われる。
Reference
●081007C 原油価格,marketwatch
原油価格の低下と需要減で,OPECは早急な行動はとらないだろう
Lower Demand and Falling Oil Prices Unlikely to Prompt OPEC Action: Abraham Energy Report
http://www.marketwatch.com/news/story/lower-demand-falling-oil-prices/story.aspx?guid=%7BE5EEB94F-6336-4505-B293-AF69CA32E789%7D&dist=hppr
2008年10月7日火曜日
2008年9月26日金曜日
トルコの原子力開発第1号
●市民運動連合,トルコ最初の原子力建設に反対行動
懐かしいトルコであるが,しばらく私の関心も,トルコから遠ざかっていた。嘗ては,JPワーの提案に沿って,良く,地中海沿岸やジョージアとの国境付近を歩き回ったものである。日本とは全く違った風景に,心打たれたが,特に,その人々の心にも垣間触れて,今でももう一度行ってみたい国の一つである。良くJパワーの友人と話したものだ,Jパワーは,魅力的な国には必ず事務所があると,それはタイであり,ペルーであり,そしてトルコのアンカラであった。
余り知らなかったが,激しい原子力建設への戦いが始まっていたのだ。9月24日に,トルコ政府の Energy and Natural Resources Ministry で,トルコ最初の原子力発電所の入札が行われる。どの段階の入札か,よく分からないが,おそらく可能性調査の段階だと思う。日立と組んだGEと,東芝と組んだ Westinghouse が,前評判では激戦と聞いている。
今日の関連記事を見ると,技術サイドは,プロポーサルの提出時期が余りにも早く,入札候補グループから不満が出ているという。東芝のグループは,時間がないとの理由で棄権する可能性がある,とも報じられている。場所は,地中海沿岸の Mersin province, Akkuyu district と報じられている。文化人を含む市民運動のグループが,入札の行われる Ministry のビルディングを取り巻いて,騒然とした雰囲気だという。
なお,第2期の原子力地点として near Sinop on the Black Sea coast が挙げられているという。またJICAは,久しぶりにトルコへの役務提供の工事を出している。ピーク対応型電源最適化計画調査事前調査(水力発電計画)で,募集期間は,9月24日から10月1日となっている。再び,トルコが始まるのか,感慨深い。
Reference
●080926G Turkey,todayszaman
市民運動連合,トルコ最初の原子力建設に反対行動
Anti-nuclear coalition to protest power plant tender
http://www.todayszaman.com/tz-web/detaylar.do?load=detay&link=154130&bolum=106
懐かしいトルコであるが,しばらく私の関心も,トルコから遠ざかっていた。嘗ては,JPワーの提案に沿って,良く,地中海沿岸やジョージアとの国境付近を歩き回ったものである。日本とは全く違った風景に,心打たれたが,特に,その人々の心にも垣間触れて,今でももう一度行ってみたい国の一つである。良くJパワーの友人と話したものだ,Jパワーは,魅力的な国には必ず事務所があると,それはタイであり,ペルーであり,そしてトルコのアンカラであった。
余り知らなかったが,激しい原子力建設への戦いが始まっていたのだ。9月24日に,トルコ政府の Energy and Natural Resources Ministry で,トルコ最初の原子力発電所の入札が行われる。どの段階の入札か,よく分からないが,おそらく可能性調査の段階だと思う。日立と組んだGEと,東芝と組んだ Westinghouse が,前評判では激戦と聞いている。
今日の関連記事を見ると,技術サイドは,プロポーサルの提出時期が余りにも早く,入札候補グループから不満が出ているという。東芝のグループは,時間がないとの理由で棄権する可能性がある,とも報じられている。場所は,地中海沿岸の Mersin province, Akkuyu district と報じられている。文化人を含む市民運動のグループが,入札の行われる Ministry のビルディングを取り巻いて,騒然とした雰囲気だという。
なお,第2期の原子力地点として near Sinop on the Black Sea coast が挙げられているという。またJICAは,久しぶりにトルコへの役務提供の工事を出している。ピーク対応型電源最適化計画調査事前調査(水力発電計画)で,募集期間は,9月24日から10月1日となっている。再び,トルコが始まるのか,感慨深い。
Reference
●080926G Turkey,todayszaman
市民運動連合,トルコ最初の原子力建設に反対行動
Anti-nuclear coalition to protest power plant tender
http://www.todayszaman.com/tz-web/detaylar.do?load=detay&link=154130&bolum=106
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